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飯島

飯島直樹賞

WAVES

​石井 珠樹
東京造形大学

技術の発展によって私たちは自由な光を手に入れました。多様であるがゆえにその正体とは何かが曖昧になっていくのではないでしょうか。光の延長線上にある照明器具を製作することでその答えを求めた。 不確かで形を持たない光に私は翻弄される。分かりうる確かなものといえば、物理的視点では電磁波の波であるということ。これを光に形を与える手掛かりとし、製作に取り組んだ。アクリルの持つ熱加工性、彫刻によって生まれる光の屈折に注目し、光源によってひらひらとなびく一枚の布をモチーフに流動的な光の波を表現した。

concept

「造形的に優れているモノの筆頭の内の一つ。アクリルに刻まれたグリッド、刻みが重なってモアレ現象が起こる。単純でシンプルな照明ですが、そこに色々な表情の輻輳的な価値を生んでいる。デザインの王道を行くモノ。雰囲気としては、1970年代ぐらいのイタリアのデザインを思わせる。なんていうのを感じました。」

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