top of page
石田和人賞

最優秀賞

Sugar falls

平岡 遼太郎
日本大学

ろうそくの火や水面の"ゆらぎ"を見ていると意識がぼーっとして無心になることがある。生きていく中でたまにはこのぼーっとした"瞑想のような時間"が必要な気がする。このSugar fallsは光の現象を用いたぼーっとする時間を生み出すための作品である。 Sugar fallsは砂糖を水に溶かした時に光の屈折によってみえる"ゆらぎ"を利用したもので、角砂糖が溶ける数十秒の間、投影されたゆらぎをみてぼーっとしてもらうように作られた。水で満ちたガラス瓶を砂糖のゆらぎが流れ落ちていく様子は、まるで滝のようであり、幻想的ともいえるその様子はときにやすらぎをもたらす。 この作品は砂糖を入れることで完成するので、置いてある角砂糖を一つ手に取って、ビンの上部の穴に入れて下さい。

concept
bottom of page